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Office SharePoint Server 2007 で Exchange Server 2007 Beta 2 を使用する場合の設定に関する注意

(2008/08/15 斜字部分追記)

環境:
Office SharePoint Server 2007 Beta 2 TR (Technical Refresh)
Exchange Server 2007 Beta 2

こんにちは。

Office SharePoint Server 2007 Beta 2 TR で管理画面から Outgoing E-Mail の設定をおこなって Exchange Server 2007 Beta 2 を使ったメール送信をおこなおうとしても、フレッシュインストールされた状態のまま何も設定していない場合、うまくメールが送信されません。例えば、ユーザ作成時の Welcome メールではエラーが表示され、ワークフロー (Workflow) に至っては Completed となって実際にはメールが送られていない状態になります。(無論、この場合でも、ULS logs には SMTP から返ってきたエラーが出力されています。)

そこで今日は、この設定方法について、以下に記載をおこないます。

この現象は、ログのエラーを見て頂くとわかりますが、サーバ側で、InPersonate されたサーバが Authentication されないために発生しており、以下の手順で回避をおこなうことができます。

(この手順は Beta 段階のものです。[Server Configuration] -> [Hub Transport] で、ポート 25 番の受信コネクタのプロパティ画面を開いて [許可グループ] のタブがある場合には、許可グループの中の [匿名ユーザ] の項目にチェックを付ければ OK です)

  1. Exchange Server のインストールされたサーバにログインし、Exchange Management Console を表示します。
  2. コンソールのツリーの [Server Configuration] -> [Hub Transport] を展開して、右のペインで Recieve Connector を確認してください。
    インストール時に、SMTP を使用するように設定した場合には、ポート番号 25 の Recieve Connector (おそらく Default <サーバ名> で作成されているはずです) が存在していますので、これを一旦削除してください。
  3. 右のフレーム上の [New Receive Connector …] を選択して、新しい Receive Connector を作成します。
    名前は適当に設定し、タイプは必ず 「Internet」 を選択してください。
  4. 次に、NT AUTHORITYANONYMOUS LOGON の設定をおこないますが、この設定は Management Console ではおこなえないようです。従って、Exchange Management Shell を起動して以下のコマンドを実行します。

    add-adpermission ‘<receivername>’ -User ‘NT AUTHORITYANONYMOUS LOGON’ -ExtendedRights ms-Exch-SMTP-Accept-Authoritative-Domain-Sender

    ※ <receivername> には上記で作成した Recieve Connector の名前を設定してください。
     

これで、SharePoint サーバからメールが正しく送られるようになります。

メールが正しく送られるかどうかを確認するには、例えば、SharePoint 上でユーザを新規追加する際に Welcome メール(招待メール) を送信できますので、正しく設定がおこなわれたかどうか確認してみてください。

これら情報については、以下のブログに掲載されています。

http://blogs.msdn.com/fooshen/archive/2006/10/08/SharePoint_2700_s-out_2D00_going-e_2D00_mail-with-Exchange-2007.aspx

 

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