非同期 (Async) がなぜ重要なのか (.NET)

こんにちは。 連休でだいぶ間が空いてしまいましたが、今週は、これからの Web 開発に備えて、.NET Web 開発における Async (Asynchronous) の意義を、ASP.NET MVC を例に簡単に説明します。(今後のセミナーなどでも頻繁にこの話に触れることになると思いますので、そのための準備として記載しておきます。) 補足 : 下記で紹介する async を使った非同期処理は、ASP.NET WebForm でも可能です。(ただし、記述方法が多少煩雑になります。) これについては、「ASP.NET WebForms 4.5, WCF 4.5 における非同期 (async) メソッド」の投稿に記載しました。 UI 系 (クライアント サイド) では、よく、UI スレッドを止めない手法として非同期を紹介しますが、サーバー […]

WebSocket サーバー開発 : ASP.NET SignalR とクロス ブラウザーへの対応

(2013/03 : ASP.NET SignalR 1.0 にあわせてコード等を変更) (2012/06 : RC 版にあわせて、補足事項を追記) WebSocket サーバー開発 ASP.NET WCF ASP.NET SignalR こんにちは。 今回は、ASP.NET SignalR のサンプル コードと作成手順を記載しておきます。 ASP.NET SignalR は、このあと見て行くように、単なる WebSocket 開発のためだけのライブラリーではなく、さらに多くの付加価値を含んだ上位のフレームワークです。抽象度も高く、日本語のエンコードなど含めプリミティブな処理を開発者が記述する必要はありません。(それでいて、IoC 的なフレームワークを持っているため、細かな動作のカスタマイズが可能です。) 前回まで WebSocket を使ったプログラミングを見てきましたが、WebSocket における現実の課題の 1 […]

WebSocket サーバー開発 : WCF 4.5 編

(2012/06/04 : RC 版にあわせて、補足事項を追記) WebSocket サーバー開発 ASP.NET WCF ASP.NET SignalR こんにちは。 今日は、WCF を使った WebSocket サーバー開発のコードを記載します。 前回 は、サンプルとして Web ブラウザーを使用しましたが、WebSocket の利用シーンは Web ブラウザーのみとは限りません。例えば、WebSocket の利用環境が整備された企業では、インターネット上の資源 (リソース) を使った双方向連携を企業内のクライアント アプリケーション (企業内システム) で使用することも考えられます。 これから見て行くように、WCF 4.5 (.NET Framework […]

WebSocket サーバー開発 : ASP.NET 4.5 編

(2012/06/04 : RC 版にあわせて、補足事項を追記) WebSocket サーバー開発 ASP.NET WCF ASP.NET SignalR こんにちは。 ここでは、セッションで紹介した ASP.NET の WebSocket を紹介します。(ちょっと量があるので、.NET 4.5 / ASP.NET 4.5、WCF、SignalR と、3 回にわけて紹介します。) また、セッションで説明できなかったプログラミングの細かなポイント (落とし穴など) も注記します。 なお、セッションで解説した背景やメリット、代替案、Windows 環境におけるテクノロジー スタック等々については、ここでは説明を省略します。(これらについては、セッションの Recording が公開されると思うので、そちらをご覧ください。) まず今回は、冒頭で紹介した ASP.NET […]

WCF Data Services 5.0 新機能 (OData 3.0 対応)

2014/03/22 記載 : WCF Data Services では OData v4.0 以降はサポートされない予定です。これからはじめられる方は、ASP.NET Web API の使用を検討してください。(詳細は「OData Team Blog : OData core libraries now support OData v4」を参照してください。) こんにちは。 もう 1 週間以上前ですが、WCF Data Services チーム (Astoria チーム) のブログでも紹介されているように、これまで CTP […]

IIS Express で、あれこれ

こんにちは。 このところブログを書いていないので、何か書いておきます。(こんな内容で、すみません. . .) 以前も記載しましたが、Visual Studio 2012 で Web プロジェクトを構築すると、既定で、デバッグ時に IIS Express が使用されます。 ご存じの通り、IIS Express を使うと、ASP.NET ハンドラーだけでなく、IISのハンドラー (または IIS モジュール) を作ったデバッグや、SSL のテストが迅速に可能など、いろいろと恩恵は多いのですが、気を付けておくこともいくつかあるので、以下に記載してみます。 (最近、Windows Developer Days の準備でバリバリ使ってますが、いろいろと思うところが多く . . .でも、愚痴ではありません . . .)   […]

SharePoint 開発の本質 (5) : インストーラとしてのソリューション パッケージ (wsp)

本内容は、SharePoint Server 2007 をベースに記載しています。(2008 年に記載したコラムです。コラム終了のため、こちらに移動しました . . .) 最新の SharePoint 2010 を使用した製品開発手法については、「SharePoint Server 開発 サンプル コード集 : 10 行コードで作る .NET アプリケーション」を参照してください。 シリーズ最後として、今回は、製品レベル開発における配布の手法まで説明を進めていきます。 SharePoint 開発の本質 はじめに UI / Web パーツで見る「フィーチャー フレームワーク」 ワークフロー フィーチャー […]

SharePoint 開発の本質 (4) : フィーチャーのカスタマイズ

本内容は、SharePoint Server 2007 をベースに記載しています。(2008 年に記載したコラムです。コラム終了のため、こちらに移動しました . . .) 最新の SharePoint 2010 を使用した製品開発手法については、「SharePoint Server 開発 サンプル コード集 : 10 行コードで作る .NET アプリケーション」を参照してください。 「UI / Web パーツで見るフィーチャー フレームワーク」では、SharePoint 独自の世界である「フィーチャー」の存在意義について簡単に説明しました。平たく記述してしまうと「XML で記述された SharePoint 上の機能 (フィーチャー) の定義」です。 […]

SharePoint 開発の本質 (3) : ワークフロー フィーチャー

本内容は、SharePoint Server 2007 をベースに記載しています。(2008 年に記載したコラムです。コラム終了のため、こちらに移動しました . . .) 最新の SharePoint 2010 を使用した製品開発手法については、「SharePoint Server 開発 サンプル コード集 : 10 行コードで作る .NET アプリケーション」を参照してください。 前回まではユーザーインタフェース (UI) 構築を中心に話をしてきました。今回は、SharePoint 上でのプロセス実装としてワークフローを学び、この章では、その基本となる「考え方」を中心に説明をします。これまで述べてきた発想はここでも役に立ちます。つまり、ベースは「.NET」であり、そこに SharePoint 独自のフレームワークをかぶせてエンドユーザーに使いやすくしているという基本思想です。 SharePoint 開発の本質 はじめに UI / […]

SharePoint 開発の本質 (2) : UI / Web パーツで見る「フィーチャー フレームワーク」

本内容は、SharePoint Server 2007 をベースに記載しています。(2008 年に記載したコラムです。コラム終了のため、こちらに移動しました . . .) 最新の SharePoint 2010 を使用した製品開発手法については、「SharePoint Server 開発 サンプル コード集 : 10 行コードで作る .NET アプリケーション」を参照してください。 今回は、もっとも基本である UI カスタマイズを例に、SharePoint 開発の基盤について説明します。 SharePoint 開発の本質 はじめに UI / Web パーツで見る「フィーチャー […]