環境: Office SharePoint Server 2007 Beta 2 TR (RTM 版のサンプルは、こちら に添付しています。) こんにちは。 随分とご無沙汰してしてしまいましたが、夏休み(もう秋ですが)で白神山地に行ってきました。(さらに帰ってから山積みのメールと仕事の処理でブログがご無沙汰になってしまいました。) とその前に、1つ朗報があります。ご存知の通り、Beta 2 TR (Technical Refresh) が出ましたが、私が以前記事で書いた Business Data Catalog の Associations のバグ(下記)が TR 版では、見事、修正されていました。新しいTR版で動作するBDCを添付しました。(ですが、注意事項として、検索条件(Retrieve Data の条件)としてブランクを入れたときの動作仕様が変わっていますので、添付されたサンプルを使用する場合は、検索条件として「%」の文字列を手で入力して検索してください。) /2006/08/17/bdc-business-data-catalog/ 以下、白神レポートです (大自然に感動!!) […]
Tsuyoshi Matsuzaki
Japanese, Hobby runner, and Explainer of computer science
(Japanese name : 松崎 剛)
09/08 MS-ON : ロールベースセキュリティに関する宿題事項の回答
こんにちは。 09/08 に大森にて実施した MS-ON 出張ワークショップで、Principal を使った実装に関し、デモでうまく動作せず動作をお見せできなかった実装箇所について、以下、確認した結果を記載致します。(当日はデモをお見せできず申し訳ありません。) 該当のコード箇所ですが、自身のマシンのロールの場合、下記の通り、マシン名を記載せず ([マシン名]Administrators とせずに) 以下の通り記載することで、ロールチェックを正しくおこないました。下記の通り記載すれば、PCにキャッシュされたドメインユーザでログインをおこなっても(ドメインサーバに接続していなくても)、そのマシンのロールは正しくチェックされました。 IPrincipal prin; // Principal オブジェクト // Principal オブジェクトに、現在のユーザーの Windows アカウントをマップするAppDomain.CurrentDomain.SetPrincipalPolicy( PrincipalPolicy.WindowsPrincipal ); // 現在の Principal の参照prin = Thread.CurrentPrincipal; // Principal の確認if(!prin.IsInRole(“Administrators”) ) […]
SQL Server をコマンドでトレースする
環境: SQL Server 2005 Express Edition こんにちは。 Office も 2007 になって、開発をする過程で、SQL Server Express Edition などでトレースをする必要性に迫られるケースがあります。(SQL Server Management Studio Express でも、残念ながら SQL プロファイラーは付いていません。) そこで、今回は、SQL Server でコマンドを使ってトレースをおこなう方法について説明します。(このコードは、[ ] の箇所を変更して、そのまま osql などでコピー/ペーストして使えます。) osql などにログインしてください。 ———————————————— […]
Visual Studio で Office SharePoint Server 2007 Workflow を作成するチュートリアル (第4回: 動作の確認とデバッグ編) 【Beta2版】
環境:Office SharePoint Server 2007 Beta 2 (Beta2TR 版については ここ を参照) こんにちは。 今日は、さいごのチュートリアルとして、前回までに作成したワークフローの実際の実行(動作確認)とデバッグについて記載し、さいごに、この SharePoint ワークフローのさらなる可能性についてまとめたいと思います。 【ワークフローの実行】 では、早速ですが、前回までで設定したワークフローを以下の手順で実行してみましょう SharePoint のサイト上でドキュメントライブラリを表示し (無ければ独自に作成してください)、[Settings] – [Document Library Settings] を選択してください。 [Workflow Settings] のリンクをクリックします。 ワークフローテンプレートに登録したワークフローが表示されているので、これを選択して、[Name] を適当に固有な名前を入力して、[Task List] にデフォルトの [Tasks] […]
Visual Studio で Office SharePoint Server 2007 Workflow を作成するチュートリアル (第3回: 配置・インストール編) 【Beta2版】
環境:Office SharePoint Server 2007 Beta 2 (2008/04/25 追記 : Visual Studio 2008 をお使いの方は、ここの処理はすべて自動で実施してくれますので必要ありません、、、ワークフローフォームを使用した場合などのみ、設定してください) (Beta2TR 版については ここ を参照) こんにちは。 では、前回までに開発したワークフローを Office SharePoint Server 2007 に配置していきましょう。 現 Beta 2 では、配置においては、多くのコツが詰まっています。(最終的にはこのような「コツ」を憶えなくてもインストールできるようになるはずですが、、、) 【ステップ:feature.xml の編集】 前回までに作成した Visual […]
Visual Studio で Office SharePoint Server 2007 Workflow を作成するチュートリアル (第2回: コード実装編) 【Beta2版】
環境:Office SharePoint Server 2007 Beta 2 (Beta2TR版については ここ を参照) こんにちは。 では、早速、前回 (第1回) の続きから開発していきましょう。 【ステップ:ワークフロープロパティの設定】 第1回で保存したワークフローの Visual Studio のプロジェクトを起動してください。 ワークフローのデザイナーを表示し、以下の手順で、第1回で配置したアクティビティにプロパティを設定していきます。 [CreateTask1] の [TaskId] プロパティに taskId という変数を新規設定します。設定方法は、プロパティウィンドウを表示し、該当のプロパティ値の入力欄の […] ボタンをクリックし、表示される画面で、[Bind to a new menber] タブを選択し、プロパティ名を記入して […]
Visual Studio で Office SharePoint Server 2007 Workflow を作成するチュートリアル (第1回: デザイン編) 【Beta2版】
環境:Office SharePoint Server 2007 Beta 2 (Beta2TR については、ここ を参照) こんにちは。 今日から連載で、毎日、SharePoint ワークフローについて記載します。(但し、土日は自転車で出かけるのでお休みします、、、) SharePoint Server 2007 から実装可能なワークフローには、大きく 2 種類の実現方法があります。1 つは、高度開発者がアクティビティも含めた細かな動作を実装をすることができる Visual Studio を使ったワークフロー実装で、もう 1 方が Office SharePoint Designer を使ったどちらかと言えば管理者や利用者が一般に使用するワークフロー設定機能です。双方のコンセプトと後者の使い方については、Office Developer Center (Japan) http://www.microsoft.com/japan/msdn/office/ […]
スクリプト (VSTA など) を含んだ InfoPath Web フォームを発行 (Publish) して利用するには
環境: Office Sharepoint Server 2007 Beta 2 こんにちは。 InfoPath でスクリプト (VSTA など) を含んだフォームテンプレートを Web フォームとして使うケースは、引数を取得する場合 (ビジネスデータカタログからアクションで連携する場合も引数をとる必要がありますね) など、頻繁につかう機会があると思います。実は、InfoPath では、ルールやバリデーションなどは内部で AJAX の仕組みを使って動作するようになっていますが、スクリプトの実行については、その柔軟性を考え、(時代と逆行するかもしれませんが) サーバサイドで動作するようになっています。これにより、サーバ側でマネージコードが持つ機能の多くを使って実装できるなど柔軟性を確保しているのですが、その一方で、サーバ上のリソースを使った身勝手なスクリプトなどが動作しないよう、セキュリティに対して厳しい制約があります。具体的には、スクリプトを含まないときのような、ドキュメントライブラリ (Document Library) へのテンプレートの自由な発行はできないようになっていて、一旦、管理者にフォームを渡して許可を受けなければ登録できないという仕様になっているのです。 そこで今回は、この登録と利用の方法について記載することにします。なお、この手順は、Office Developer Conference で当方が説明した手順と同じですので、こちらにご参加された方は読み飛ばしてください(それ以降の目新しい情報はございません)。 まず、InfoPath Web フォーム で […]
Excel Web Service (Excel サービスの Web サービス版) を使ってみましょう
環境: Office Sharepoint Server 2007 Beta 2 こんにちは。 新しい Office Sharepoint Server 2007 では、検索など多くの場面で Web サービスを使用したサービスの利用が可能になっています。ここでは、そのうちの 1 つである Excel Web Service (Excel Web サービス) を使った実装のチュートリアルを記載します。 Excel Service (Excel サービス) と言えば、Office Sharepoint Server 2007 […]
ビジネスデータカタログ (BDC = Business Data Catalog) を使ってみましょう
環境: Office SharePoint Server 2007 Beta 2 こんにちは。 今日は、Office Sharepoint Server 2007 からの新機能であるビジネスデータカタログの仕組みについてご紹介します。 まず、この機能についてですが、米国の Office Developer Conference などでご覧になられた方も居られるかもしれませんが、平たく言えば、XML で定義されたデータ接続情報です。しかしながら、その特徴は、単なる “データ接続の仕組み” ではなく、ユーザが指定可能なプロパティや、表示方法、データ間の関係情報、ひいては 利用可能なアクションなど(詳細は後述します)、Sharepoint 上における「振る舞い」も定義されたいわば 「擬似的なアプリケーション」 とお考えください。BDCを一度作成したら、その定義情報をSharepoint 上のどこでも登録して「アプリケーション」のごとく使える、というものですから、(ここのサンプルではせいぜい 2 つの Entity までの簡単な BDC でしか説明しませんが) […]