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SharePoint Server 2010 (RTM) の Windows 7 開発環境の構築

(2010/05/12 : Office Online のインストールに関して末尾に追記)

環境 :
Windows 7
SharePoint Server 2010 RTM
Visual Studio 2010 RTM

こんにちは。

既にご存知の方も多いと思いますが、Office 2010 / SharePoint Server 2010 の RTM (製品出荷版) が開発完了し、MSDN Subscription 購読者の方は、サブスクリプションからダウンロードすることができます (もちろん、日本語版)。
また、サブスクリプションをご購読されていない方は、無償の SharePoint Foundation 2010 がダウンロード可能です。

ダウンロードセンター : Microsoft SharePoint Foundation 2010
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=49c79a8a-4612-4e7d-a0b4-3bb429b46595

サブスクリプションでは SharePoint Designer が入っていませんが、SharePoint Designer 2010 についても既にダウンロードセンターから RTM を入手することが可能です。

ダウンロードセンター : SharePoint Designer 2010 RTM (64 bit 版)
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=566d3f55-77a5-4298-bb9c-f55f096b125d
(※ 32 bit 版もあります)

Windows Vista (64 bit 版)、Windows 7 (64 bit 版) に開発環境を構築する方法については、以前、こちら に掲載した通り、”技術力の高い開発者の方向けのチャレンジャブルなインストール方法” になっていますが、RTM でも同じ要領で開発環境を構築できますので是非試してみてください。

以下、いくつか留意点を記載します。

  • インストール手順は以前記載した方法と概ね同じ (以下の手順) ですが、多数のインストール必須コンポーネントが新しくなっていますので (例えば、ADO.NET Data Services も最新の更新を入れる必要があります)、MSDN 掲載のインストール手順 でリンクされている新しいコンポーネントをダウンロードしてインストールしてください。
    (つまり、Beta の頃にダウンロードしたものをそのまま使用しないでください。ご存知の通り、開発環境のインストールでは PrerequisiteInstaller.exe を使ってさぼることもできないので、以下の必須コンポーネントはすべて手動で入れてください)
  1. IIS / .NET Framework 3.5 の必要な機能の有効化
  2. KB976462 のインストール
  3. .NET Framework 3.5 SP1 用 ADO.NET Data Services 更新プログラム (KB976127) のインストール
  4. Microsoft Sync Framework のインストール
  5. SQL Server Native Client のインストール
  6. Windows Identity Foundation (KB974405) のインストール
  7. Chart コントロールのインストール
  8. SQL Server Analysis Services ADOMD.Net のインストール
  9. インストール DVD の PrerequisiteInstallerFiles\FilterPack\FilterPack.msi の実行
  10. FilesSetup\config.xml の書き換え
  11. setup.exe を実行してインストール

  • インストール必須コンポーネントをインストールした後、 つまり、上記で 9 まで実行した後で、必ず、コンピュータを再起動してください。(再起動を促されなくても、必ず再起動してください。)
    これを実施しないと、SharePoint のインストーラが SQL Server 2008 と DB を構成する際 (dbwrap.exe の実行時) に、-2067919934 のエラーが出してインストールに失敗します。(Beta の頃は必要なかったように記憶しているのですが。。。)
  • 上記の config.xml の書き換えについてですが、以前 私が記載した方法 では、ダウンロードした OfficeServer.exe (または SharePointFoundation.exe) を使ってファイルの展開をおこなう方法を示しましたが、今回 サブスクリプションからダウンロードされている方は .iso ファイルを落として DVD などに焼いていることでしょう。
    この場合は、以下の手順になります。(手順は異なりますが、結局、以前 私が記載した方法と同じことを実施しています。)
  • DVD にある FilesSetupconfig.xml をローカルにコピー (ここでは、c:\SharePointFiles にコピーしたと仮定します)
  • 上記のコピーした config.xml をメモ帳で開き、<configuration/> 内に下記の 1 行を追加

    <Setting Id=”AllowWindowsClientInstall” Value=”True”/>

  • コマンドプロンプトを管理者権限で起動して、DVD のドライブに移動して、以下を実行

    setup.exe /config c:\SharePointFiles\config.xml

快適な SharePoint 開発をお楽しみください !
(これから SharePoint / Office 開発を始める方のために、今、10 行シリーズ を準備中です . . .)

Office Online (旧 Office Web App) のインストールに際して

クライアント (Windows 7, Windows Vista など開発環境) で、Office Online のインストールはサポートされていません。(config.xml の書き換えをおこなっても、インストールすることはできません。)

 

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